トランスミッションギアが壊れていた(目視で2枚)1968TM250矢吹さん号の進捗です。
匠ショップのモトパワー社にて部品取り含めた全ギアを検品いただき、計3枚を新造する必要があると言う判断になりました。そのまま製作を依頼し、図面とともに納品いただきました。こんなのを単品、個人レベルで作っていただけるとは、ある意味、素晴らしい時代になったものです。
同じく破損していた特殊シム2枚は、オーナー矢吹さんが手持ちされており、支給いただきました。後々の事を考えなければ結果オーライです。
パーツリストが無いため、クランクケースセンターに紙ガスケットが入るのか液ガスなのかは不明でしたが、全ての合わせ面に0.5mmのガスケットをワンオフして使用しました。
1975年までのRHも同様、廃盤のステーター側クランクシール(φ50-φ24)はドイツで、アウトプットのシール(φ33-φ25)はアメリカで調達する事ができました。※余分に有りますので必要になった時はお声かけください。ここを新装したため快調になるのでは、と期待します。(走らせるマシンでは無いのですが。笑)
フレームがニューペイントであまり攻撃したくないのと、思いの外ケースが重かったため腰下の状態でフレームに搭載しました。その後はピストンリングの張力が強くて二人がかりでシリンダーをマウントしました。パーツが無い、というマシンの作業は本当に緊張します。ヘッドを2.2キロで締結し、今日はここまで。